熟成庫には、樽を低く積むダンネージ式、棚へ収めるラック式、パレットでまとめる方式があります。
違いは「伝統か近代か」という順位ではなく、収容、移動、樽へのアクセス、庫内環境の管理です。
3方式を比較
| 方式 | 置き方 | 主な特徴 |
|---|---|---|
| ダンネージ | 横向き・低層 | 土床など、低い積層 |
| ラック | 横向き・棚 | 樽ごとにアクセスしやすい |
| パレット | 主に縦向き | まとまりで移動しやすい |
ダンネージの特徴
ダンネージ式は石造りなどの低い建物で、樽を数段に積む姿が代表的です。低い積層は見通しやすい一方、奥や下の樽へ触れるには周囲を動かすことがあります。
樽の大きさはバレル・ホグスヘッド・バットで確認できます。
ラックとパレット
ラック式は樽の場所を指定しやすく、取り出しや測定に向きます。パレット式は樽を縦に置き、フォークリフトなどでまとまりを動かしやすい方式です。SWAの安全資料にもパレット保管の配置例があります。
品質の順位ではない
- 外気と庫内温度
- 湿度と空気の流れ
- 樽の種類と使用回数
- 庫内の高さと位置
- 熟成期間
保管方式は熟成条件の一部です。熟成と気候、天使の分け前も合わせて確認します。
まとめ
- ダンネージは低層・横置き
- ラックは個別アクセスに向く
- パレットはまとまりで扱いやすい
- 保管方式だけで品質は決まらない