ウイスキーの香りを比べるとき、グラスに残った洗剤、布、油分の匂いは小さくない条件差になります。洗い方は特別な技術より、洗浄、すすぎ、乾燥、保管を毎回そろえることが大切です。
使用後は早めに予洗いする
- 残った飲料を捨てる
- ぬるま湯で内側と飲み口を流す
- 柔らかいスポンジで力をかけずに洗う
- 泡と匂いがなくなるまで十分にすすぐ
- 水を切って通気のある場所で乾燥する
急に熱い湯へ入れると温度差で負担がかかります。脚付きグラスはボウルと脚を逆方向へねじらず、縁をほかの食器や金属へ当てないようにします。
製品表示を先に確認する
RIEDELは製品ごとの表示確認を前提に、食器洗浄機ではグラス用コースや低温設定を案内し、グラス同士や金属との接触を避けるよう説明しています。手洗いか食器洗浄機かは一律に決めず、耐熱性と対応表示を優先します。
| 場面 | 確認 | 避けること |
|---|---|---|
| 手洗い | 柔らかいスポンジ、十分なすすぎ | 研磨材、急な温度差 |
| 食器洗浄機 | 対応表示、低温・グラス向けコース | 金属類との接触 |
| 乾燥 | 通気、安定した置き方 | 湿ったまま密閉 |
5項目で香り残りを点検する
| 項目 | 見方 | 対処 |
|---|---|---|
| 水滴 | 乾き残り、水垢 | すすぎと乾燥をやり直す |
| 洗剤香 | 空のグラスを軽く香る | 無臭の水ですすぐ |
| 布臭 | 飲み口と内側を確認 | 無臭の清潔な布へ替える |
| 油膜 | 光へかざして曇りを見る | 少量の洗剤で洗い直す |
| 傷 | 縁とボウルを目視 | 欠け・ひびがあれば使用しない |
比較前は条件をそろえる
複数銘柄を比べる日は、同じ洗浄手順、同じ乾燥時間、同じ形のグラスを使います。無臭の水ですすいだ後に完全に乾かし、何も入っていない状態で異臭がないことを確認します。
形状の違いはウイスキーグラスの種類と選び方、記録方法はテイスティングノート、並べる順番は飲み比べる順番で確認できます。
まとめ
- 使用後は早めにぬるま湯で予洗いする
- 製品表示に合う洗浄方法を選ぶ
- 十分にすすぎ、通気のある場所で乾かす
- 水滴、洗剤香、布臭、油膜、傷を確認する
- 比較前は洗浄条件もそろえる