テイスティングノートは、正解を当てる採点表ではありません。同じ条件で飲んだときの違いを、後から思い出せる形にする記録です。
難しい香味語より、条件と順番を揃えることを優先します。
5項目で記録する
| 項目 | 書く内容 | 例の方向 |
|---|---|---|
| 色 | 明るさ、濃さ | 淡い金色、琥珀色 |
| 香り | 最初と時間後 | 果実、穀物、木、煙 |
| 口当たり | 軽さ、厚み、刺激 | 軽い、丸い、厚い |
| 味 | 甘味、酸味、苦味など | 感じた順番 |
| 余韻 | 残る長さと要素 | 短い、長い、木、煙 |
言葉が出ないときはフレーバーホイールを候補集として使います。
条件を先に書く
- 日付と時刻
- 注いだ量とアルコール度数
- グラスの形
- 開栓からの期間
- 室温と待った時間
- 加えた水の量
加水前後を分ける
最初の香りと味を記録した後、水を数滴ずつ加えます。変化がなければそれも記録です。加水手順は水を加える飲み方が参考になります。
公式香味と自分の感想を分ける
公式のテイスティングノートは製品理解の手掛かりですが、感じ方には個人差があります。たとえば響、山崎、ザ・マッカラン、ラフロイグの公式表現を見ても、自分の欄には実際に感じた言葉だけを書きます。
色の濃さから品質を推測しない理由はウイスキーの色で確認できます。
食べ物との変化はドライフルーツとの組み合わせ、温度による変化はホットウイスキーで試せます。度数の高い銘柄例を記録する場合は、フロム・ザ・バレルの公式事実と自分の感想を分けてください。
ブランドや価格による先入観を減らして同じ項目を記録したい場合は、ブラインドテイスティングの手順を参照してください。
まとめ
- 5項目で短く記録する
- 量、グラス、時間も書く
- 加水前後を分ける
- 公式香味をそのまま写さない
- 感じなかったことも正直に残す