ウイスキー用語

ニューメイクとは?蒸溜直後の原酒と熟成後の違い

ニューメイクスピリッツを、発酵液、蒸溜、樽詰め、熟成後のウイスキーまで時間順に解説します。

透明なニューメイクと樽熟成後の琥珀色の液体を対比した概念画像

In short

この記事の結論

ニューメイクは発酵液を蒸溜して得た、樽熟成前の蒸溜液です。一般に無色透明で、加水して樽へ詰め、木材と時間の影響を受けて色や香味を変え、各国の条件を満たしてウイスキーになります。

蒸溜器から出たばかりの液体は、完成したウイスキーと同じ琥珀色ではありません。樽へ入る前の無色透明な蒸溜液を、ニューメイクと呼びます。

発酵、蒸溜、樽熟成を時間順に並べると役割が分かります。

蒸溜直後の原酒

サントリー公式は、蒸溜したばかりの原酒は無色透明で、モルトの場合は「ニューポット」とも呼ぶと説明しています。スコッチの公式仕様書では「new make spirit」の語が使われます。

樽までの4段階

段階状態次の工程
発酵液糖を酵母が発酵蒸溜
蒸溜液アルコールと香気成分を濃縮カット
ニューメイク無色透明の原酒加水・樽詰め
熟成原酒木と時間で変化選定・瓶詰め

前工程は発酵、蒸溜時の選別はヘッド・ハート・テールで確認できます。

樽で色と香味が変わる

スコッチの仕様書は、ニューメイクを通常60〜70%程度へ加水して樽詰めし、樽から色と個性を得ると説明しています。樽の違いは樽の種類、色はウイスキーの色が参考になります。

熟成条件は国で異なる

ニューメイクがいつ「ウイスキー」と呼べるかは国と分類で異なります。スコッチはスコットランドで3年以上熟成する必要があります。熟成中の減少は天使の分け前で解説しています。

まとめ

  • ニューメイクは樽熟成前の蒸溜液
  • 一般に無色透明
  • ニューポットという呼称もある
  • 加水して樽へ詰める
  • 熟成条件は国と分類で確認する

情報源・参考文献

よくある質問

ニューメイクとは何ですか?

発酵液を蒸溜して得た、樽熟成前の蒸溜液です。

ニューポットと違いますか?

メーカーによって、ポットスチルから得た生まれたての原酒をニューポットと呼ぶことがあります。

色は透明ですか?

蒸溜直後は基本的に無色透明です。熟成で木から色や香味を得ます。

そのまま飲めますか?

蒸溜所で有料試飲などが用意される例はありますが、高度数の場合があり、一般販売や提供条件は施設ごとに異なります。

樽へ何度で入れますか?

スコッチの技術仕様書では通常60〜70%程度へ加水すると説明されています。

何年でウイスキーになりますか?

国や表示区分で条件が異なります。スコッチはスコットランドで3年以上のオーク樽熟成が必要です。