飲み方

マンハッタンの作り方|IBA公式レシピと失敗しないステア

マンハッタンの作り方をIBA公式レシピから解説。ライ50ml、スイートベルモット20ml、ビターズ1dashを基準に、予冷・ステア・希釈と失敗時の直し方を整理します。

無銘のカクテルグラス、ミキシンググラス、チェリーでマンハッタンを表したオリジナル概念画像

In short

この記事の結論

IBA公式のマンハッタンは、ライウイスキー50ml、スイートレッドベルモット20ml、アンゴスチュラビターズ1dashを氷とステアし、冷やしたカクテルグラスへこしてチェリーを添えます。味を安定させるには、5対2の比率だけでなく、グラスの予冷、氷量、材料温度、ステア条件を毎回そろえることが重要です。

マンハッタンは、ライウイスキー、スイートベルモット、ビターズを氷とステアするカクテルです。材料が少ない分、計量、予冷、氷、混ぜ方の差がそのまま味へ表れます。ここではIBA(国際バーテンダー協会)の公式レシピを基準に、家庭でも再現しやすい手順と、甘すぎる・水っぽいときの直し方を整理します。

IBA公式レシピはライ50mlとベルモット20ml

材料IBA公式量家庭用の半量例役割
ライウイスキー50ml25ml骨格と穀物の香味
スイートレッドベルモット20ml10ml甘味と香草の香り
アンゴスチュラビターズ1dash注ぎ方を固定苦味と香りの調整
カクテルチェリー1個1個仕上げ
半量は家庭で試すための換算例であり、IBA公式量そのものではありません。

ウイスキーとベルモットの公式比率は50対20、つまり5対2です。半量でも25ml対10mlに保ちます。ただし1dashは家庭用の計量器で正確に半分へ分けにくいため、滴数に置き換えるより、同じボトルと注ぎ方を使って記録する方が再現しやすくなります。

作り方は「予冷・計量・ステア・濾す」の4段階

  1. グラスを冷やす:完成後に氷を入れないため、提供用のカクテルグラスを先に冷やします。
  2. 材料を計量する:ライ50ml、スイートレッドベルモット20ml、ビターズ1dashをミキシンググラスへ入れます。
  3. 氷とステアする:十分な氷を加え、氷を大きく崩さないように混ぜて冷却します。
  4. 濾して仕上げる:冷やしたカクテルグラスへこして注ぎ、カクテルチェリーを飾ります。

IBAは材料を氷と「よく混ぜる」と示していますが、ステアの秒数は指定していません。家庭では秒数だけを正解にせず、同じ器具、氷量、材料温度で試し、グラスの外側が十分に冷えたか、口当たりが水っぽくないかを確認します。

作る前にそろえる4つの条件

  • 計量:目分量にせず、メジャーカップやジガーを使う
  • 予冷:提供グラスと材料の開始温度を毎回そろえる
  • 氷:におい移りがなく、同程度の大きさと量を使う
  • 保存:ベルモットは商品表示に従い、開栓日も記録する

最初から銘柄や比率を同時に変えると、改善した理由が分からなくなります。まず公式比率を一度再現し、その後に一項目だけ変えるのが基本です。

甘すぎる・水っぽい原因を一項目ずつ切り分ける

仕上がり先に確認する項目次の一杯で行うこと
ぬるいグラスの予冷、氷量、材料温度比率を変えず、予冷条件をそろえる
水っぽい細かく溶けた氷、長いステア新しい氷を使い、同じ時間で比較する
甘さが強い計量、ベルモットの種類と状態公式比率を再確認し、次回だけ一項目を変える
香りがまとまらないビターズ量、材料温度dashの注ぎ方を固定して比較する

「水っぽいからステアを短くする」と決めつける前に、氷が小さすぎなかったか、材料やグラスが常温だったかも確認します。複数の条件を一度に変えないことが、安定した一杯への近道です。

ライをバーボンへ替える場合は変更点を残す

バーボンでもマンハッタンは作れますが、IBA公式レシピの指定はライウイスキーです。まずライで公式基準を確認し、その後に同じベルモット、ビターズ、氷、ステア条件のままバーボンへ替えると、ベースの違いを比較しやすくなります。

ロブロイとオールドファッションドは別の検索意図で確認する

スコッチをベースにするロブロイとの違いはロブロイとマンハッタンの比較へ集約しています。ベルモットを使わず、砂糖と水をグラス内で扱うレシピはオールドファッションドの作り方、混ぜ方の選択はステアとシェイクの違いで確認できます。

飲酒量は材料の度数から計算する

氷で薄まっても、使用した酒類に含まれる純アルコール量は減りません。厚生労働省が示す「摂取量ml×アルコール度数÷100×0.8」の式を使い、ウイスキーとベルモットを別々に計算して合計します。計算方法はウイスキーの度数と純アルコール量で詳しく確認できます。

再現用メモは5項目だけ残す

記録項目記入例次回に分かること
材料量ライ50ml/ベルモット20ml比率の再現
氷大きめ6個溶け方の差
予冷グラス・材料とも実施開始温度の差
ステア25秒冷却と希釈の基準
仕上がり冷たさ3/甘さ2/薄さ1次に変える一項目

秒数だけを合わせても、氷量や開始温度が違えば同じ希釈にはなりません。材料、氷、予冷、時間、仕上がりを一緒に残し、次の一杯では一項目だけ変更します。

まとめ

  • IBA公式はライ50ml、スイートレッドベルモット20ml、ビターズ1dash
  • 提供グラスを先に冷やし、氷とステア条件をそろえる
  • 甘すぎる・水っぽいときは複数の条件を同時に変えない
  • バーボンへ替える場合も、ほかの条件を固定して比較する
  • 酒類ごとの量と度数から純アルコール量を管理する

情報源・参考文献

よくある質問

マンハッタンのIBA公式比率は?

ライウイスキー50mlとスイートレッドベルモット20mlで、比率は5対2です。これにアンゴスチュラビターズ1dashを加えます。

バーボンで作ってもよいですか?

作れますが、IBA公式レシピの指定はライウイスキーです。バーボンへ替えた場合は、公式基準からの変更として記録すると比較しやすくなります。

マンハッタンはシェークとステアのどちらですか?

IBA公式は、材料を氷とよくステアし、冷やしたカクテルグラスへこして注ぐ方法です。

ステアは何秒行えばよいですか?

IBA公式は秒数を指定していません。氷量、材料温度、器具をそろえ、冷え方と希釈を確認しながら自分の基準を作ります。

完成したグラスへ氷を入れますか?

IBA公式では氷と混ぜた材料を、冷やしたカクテルグラスへこして注ぎます。提供グラスに氷は残しません。

甘すぎる、または水っぽいときはどう直しますか?

甘すぎる場合は計量とベルモットを、水っぽい場合は氷の状態とステア条件を先に確認します。一度に複数の条件を変えず、一項目ずつ調整します。